3つの未知数
- 次の条件を満たす自然数\(x , y , z\)の組み合わせを求めなさい。\(\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{l}x+y+z=12 \\ 3x+5y+8z=52\end{array}\right.\end{eqnarray}\)
- 50円と70円と100円のお菓子を全部で15個買ったところ、金額は1060円だった。100円のお菓子は何個買ったか。考えられる個数をすべて求めなさい。
- 関係を方程式で表す。
- 文字を1つ消去して未知数2つの不定方程式にする。
- 表で処理する。
等差数列の公式も使えるように!
はじめの数が\(a\)でそこから\(d\)ずつ増える数列のN番目の数は
\(a+d(N-1)\)で計算できる。
\(5,8,11,14,17・・・\)という数列の場合、はじめの数\(a=5\)、そこから3ずつ増えているので\(d=3\)
もし、50番目の数を求めたいのであれば\(5+3\times(50-1)=152\)
- 次の条件を満たす自然数\(x , y , z\)の組み合わせを求めなさい。\(\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{l}x+y+z=12\dots① \\ 3x+5y+8z=52\dots②\end{array}\right.\end{eqnarray}\)
- 50円と70円と100円のお菓子を全部で15個買ったところ、金額は1060円だった。100円のお菓子は何個買ったか。考えられる個数をすべて求めなさい。
\(z\)を消去する。\(①×8-②\)
\(5x+3y=44 \)
\(y\)について解くと
\(y= \dfrac{44-5x}{3} \)
\(y\)が自然数になるためには、\(44-5x\)が3の倍数であれば良い。
また\(y>0\)より\(44-5x>0\)、\(x< 8.8…\)つまり、\(x\)は8以下の数を求めれば良いので順番に調べると
x | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
y | × | 3 | × | × | 8 | × | × | 13 |
(z) | × | 2 | × | × | 0 | × | × | -2 |
※\(z\)は\(x+y+z=12\)から計算
\(z\)が自然数の範囲であるのは\((x,y,z)=(7,3,2)\)のみ
\((x,y,z)=(7,3,2) \)
問題文より連立不等式を立てると
\(\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{l}x+y+z=15\dots① \\ 50x+70y+100z=1060\dots②\end{array}\right.\end{eqnarray}\)
②÷10
\(5x+7y+10z=106 \dots③ \)
①×10-③
\(5x+3y=44 \dots④ \)
④を\(y\)について解くと
\(y= \dfrac{44-5x}{3} \)
\(y\)が自然数になるためには\(44-5x\)が3の倍数になればよい。
また\(y>0\)より\(44-5x>0\)、\(x< 8.8\)つまり、\(x\)は8以下の数を求めれば良いので順番に調べると
x | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
y | 3 | × | × | 8 | × | × | 13 |
(z) | 5 | × | × | 3 | × | × | 1 |
※\(z\)は\(x+y+z=12\)から計算
\(z\)が自然数の範囲であるのは\((x,y,z)=(7,3,5),(4,8,3),(1,13,1)\)
よって\(z\)の個数として考えられるのは
\(1個,3個,5個 \)
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